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洗面台の選び方 どっちがいいの?おしゃれな造作洗面台VS機能的なメーカー洗面台

コロナの時代を経て、洗面所はバックヤードから、訪問した人も使う場所へと変化しました。訪問する人が少ない家でも、洗面所は今まで以上に手を洗ったり、うがいが日常的になり使用頻度が上がっています。

帰宅後に手を洗う場所として以外にも、ドレッサーの代わりに洗面台でお化粧をする人が増えています。その原因は住宅事情にあるとも言われていますが、時間に追われる毎日、お化粧の途中でも水回りがそばにあった方が、便利ということも関係しているのではないでしょうか?

手や顔を洗う場所から、身だしなみを整える場所としての役割も増えた洗面台だから、おしゃれな洗面台を作りたい!という方が増えています。

どうしたら、理想の洗面台になるのか?って思っていませんか?

このブログでお伝えしたいこと

  • 造作洗面台とメーカー洗面台のメリット、デメリット
  • 造作洗面台とメーカー洗面台どちらにするかの決め方
ドララ

住宅業界で働き、いくつもの洗面室のリフォーム工事を担当した私だから知っているあなたに合った洗面台の選び方をお伝えいたします。

どんな洗面台にしたいかイメージありますか?

まずは、理想の洗面台のイメージを具体的にしてみましょう。

便利で機能的で見た目も素敵とか、おしゃれで私だけのオリジナルなものがいい!とか、
具体的にインスタやインテリア雑誌などで気に入ったものをピックアップしてください。

洗面台はまず、大まかに2種類に分けられます。

  1. 造作洗面化粧台
  2. メーカー洗面化粧台

造作洗面化粧台

カウンター、洗面ボール、水栓、鏡、収納、コンセントなどを選んで工務店さんやハウスメーカーなどに依頼し、完全オリジナルで作ってもらう洗面台。サイズやデザインにこだわったり、輸入品のステキな水栓金具も取り付けることが可能です。

造作洗面台は例えばこんな感じとか
お高めのお宅にありそうなものです。


メーカー洗面化粧台

メーカー洗面台は、TOTOさんやLIXILさんなどのメーカーさんがセットにして販売している洗面台のことです。
ユニット洗面台とシステム洗面台があります。

TOTO エスクアLS
美しさと使いやすさの機能を追求した
洗面台

システム化粧台は用意された選択肢の中から、お好きなパーツを選び組み立てるもので、ユニット洗面台よりも選べる部分が増え、お好みに近い洗面台に仕上がります。

ユニット洗面台は、洗面ボール、水栓金具、ミラー、収納、照明、コンセントが一体となったもので、一般的な戸建て住宅などで設置されていることがよくあります。

メーカー洗面台、造作洗面台あなたの希望を叶えられるのはどちらでしょうか?
それぞれのメリット、デメリットをお伝えします。

造作洗面台のメリット、デメリット

インスタや雑誌のおしゃれな洗面台にあこがれている人、デザインや素材にこだわった洗面台が欲しい人におすすめです。

メリット

  • 間取りやスペースにぴったりのサイズの洗面台を作ることができる
  • 好みのデザイン、素材を使った洗面台が作れる
  • 好みの機能を取り入れることができる

デメリット

  • 価格が高くなる事が多い
  • 出来上がりのイメージがつきづらい(完成品はないので)
  • 完成品がイメージしていた通りにならない場合がある。
  • 工期が長くなる場合がある
  • 使用した部材によっては修理の依頼先に困る場合がある
  • 施工する人の技術の差がでやすい

メーカー洗面台 メリット・デメリット

日本のメーカー洗面台は1955年に公団住宅で採用されたところからスタートしました。近年では、機能ばかりではなく、おしゃれなものも販売されています。

メリット

  • お手入れのしやすさや収納などが機能的
  • 工期が短い
  • 安全性、耐久性など、品質が安定している
  • メーカー保証がつく
  • 修理やアフターメンテナンスなどのサポート体制がしっかりしている

デメリット

  • オリジナルな洗面台ではない
  • 100%好きなデザイン、使い勝手が選べない

一言でいうと、造作洗面台はオリジナル、メーカー洗面台は既製品。
どちらにもいいところがあり、わからなくなりますね。

どちらにも、メリット、デメリットがあって迷ってしまう人は下記の質問に○×で答えてみてください。
○の数はいくつですか?

  1. 洗面台のこだわりを譲れない人
  2. 全部の部材を、自分の好みで選びたい人
  3. オリジナルな洗面台が欲しい人
  4. 人に素敵!と言われる洗面台が作りたい人
  5. 手間をかけずに洗面台を選びたい人
  6. 修理や保証が気になる人

結果はある人の場合の下です。

造作洗面台を作った ある人の場合

一級建築士の資格をもち、新築住宅やマンションの企画をしていた上司は自分の家を建てる時に、造作洗面台を作りました。

外国製のボール、外国製の水栓、オープン収納でおしゃれなものでした。築20年目を迎えて、大規模リフォームをした際に、メーカー洗面台に交換しました。

理由は、こだわって作った洗面台でとても気に入っていたけれど、夫婦と子供2人の4人暮らしで、いろいろ収納を工夫して使ったけれど、日本製のメーカー洗面台のほうが便利だと思ったからだそうです。

素敵な家戸建住宅やマンションの計画をし、モデルルームになり、沢山のお客様にご覧頂き、ご購入いただいた経験、実績があります。そして、わが家にも同じように素敵な造作洗面台を作りました。

20年目のリフォームで、造作洗面台はメーカー洗面台に入れ替えられました。

診断テストの結果から判断するおすすめ洗面台

○4個以上→造作洗面台がおすすめです。

○3個→ある人の場合を読んでどう思いましたか?造作洗面台を作ったのは失敗と思ったら、メーカー洗面台がおすすめです。

○2個→メーカー洗面台

造作洗面台を作ったある人の場合は、失敗ではありません。
造作洗面台とメーカー洗面台の一番の違いは、造作洗面台を作る方が難しいことです。

でも、やってみたいと思ったら、やってみるべきです。

メーカー洗面台は、プロが知識や経験をつぎ込み、洗面台の「困りごと」「悩みごと」を理解し設計し尽し、多くの人から平均点以上を取れる商品開発をしています。
つまり、機能や使い勝手は造作洗面台よりも研究されて作り出された商品ということです。

生活は人それぞれです。平均点がいい場合もあれば、平均点以下でも自分にとっていいものもあります。

インスタや雑誌でわかったつもりになっていても、百聞は一見にしかず。造作洗面台か、メーカー洗面台かを決められない人も、決まった人もまずは、実物を見てみることがおすすめです。造作洗面台に使われる部材を一度見てみること。
造作洗面台と決めている人も、一度はメーカーの洗面台のショールームも見てください。

造作洗面台

アイカ工業 造作洗面台に使われるカウンター材が人気ですが、造作のようなシステム洗面台もあります。

ミラタップ (旧サンワカンパニー)

セラトレーディング
TOTOの子会社。デザイン性の高い外国製の洗面ボール、水栓金具などが豊富。

メーカー洗面台ショールーム

リクシル 洗面台だけでなく、キッチン、システムバス、サッシ、住宅建材なども作るメーカー。バリエーションが豊富、デザイン性の高いものもある。

TOTO トイレをはじめ多くの水回り商品を作るトップメーカー。アフターサービスも充実しています。

パナソニック 
家電製品から住宅建材まで、幅広く多くの商品を作るメーカー。
機能的でお掃除のしやすい商品を開発している。

クリナップ 
ステンレスキッチンで有名なクリナップは洗面台にもこだわりがある。

トクラス(旧ヤマハ)
カウンター、ボールの人造大理石の品質の高さはトップレベル

タカラスタンダード
ホーロー素材を生かした耐久性とお手入れのしやすさが特徴

クッチーナ
オーダー家具でも、システム洗面でもない。カスタムメイド

せっかく、時間を使ってショールームに行くのですから、予約をして説明をしてもらってください。
ショールームは商品を売るところではないので、無理に進めれられることはありませんから、安心して商品の説明を聞くことができます。

お時間のない方は、どこにのどのような洗面台をつけるかの計画をある程度決めてからショールームに行くと一度で洗面台が決まりますが、漠然としている場合は、洗面室の広さを把握してショールームを見てみるとイメージがつくようになり、造作洗面台とメーカー洗面台どちらが、好みに合った洗面台を作れるかのヒントになります。

ドララ

都内の高級マンションのリフォームを担当している人に聞いたところ、造作洗面台よりもクッチーナなどのお高めのメーカーで、ある程度決められたデザインでサイズの調整ができるようなものを取り付けることが多いと話していました。

どんな洗面台を作るかイメージが固まったら、つぎに施工をする業者さん選びです。

造作洗面台の場合の業者選び


家を一軒建てる場合は洗面台だけのことで、業者さんを決めることはできませんが、洗面室のリフォームの場合で、造作洗面台を作る場合の成功のカギは業者の選択にあります。

形のないものをイメージして作り上げるには依頼するプロの力次第です。
メーカー洗面台も選択肢が広がり、造作洗面台風なものもある現在は、造作洗面台を得意としない業者さんも多く、適切なアドバイスや提案ができない業者がいます。

過去の施工例を見せてもらう、話を聞く、こだわりポイントなどを伝えて業者さんの判断します。

造作洗面台の方が安くできましたという情報がありますが、デザイン性の高いもの、施工のいいものを提供している会社には、ものの価格+施工費用のほかに、技術料やコンサルティング費がかかると考えた方がよいと思います。
お気に入りのパーツを安く手に入れて安く設置しただけでは、造作洗面台は成功しません。

造作洗面台は施工のノウハウや、技術が仕上がりに影響します。お気に入りの洗面台を長く快適に使えるように仕上げるには省けないものと思ってください。

コストを抑えるためには、事前の綿密な計画と見積や一度決めたデザインを変更しないことです。

メーカー洗面台の場合の業者選び

メーカー洗面台の場合は業者選びも比較的簡単です。
デザイン性のアドバイスや提案はしてもらえなくても、施工が確かな業者さんが一番です。
メーカー洗面台なら、設置も慣れている業者さんが多いので選択肢が広がります。
もちろん、プロとしてのアドバイスもしてくれるところがいいです。

造作洗面台、メーカー洗面台それぞれにいいところがあります。

造作洗面台を成功させるのに重要なことは

  • 手間と時間をいとわない
  • 費用を多めにとることができる

どちらがいいということではありませんが、メーカーの専門家が研究して作り出した洗面台の機能性や使い勝手がいいのは確かなことです。

百聞は一見にしかず、ショールームで実際の商品や部材を見てイメージすることをおすすめします。

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ネットを見ても、売り手の都合のいい話ばかりに嫌気がさしませんか? 大手ハウスメーカーのカスタマーサービス部に勤務する私だから知ってる 戸建て住宅を長持ちさせるための本当の話やわが家が素敵に快適になる情報をお伝えいたします。