家を守るメンテナンス

【必見!】戸建住宅の修繕計画の立て方 実行できる修繕計画をご紹介

戸建住宅を快適な状態で長持ちさせたいと思っている人、多いのではないでしょうか?

住居に関わる費用、住宅を購入し、その住宅を維持するための修繕や改修工事を実施して、終の棲家までの暮らしに必要な費用は、一生の支出の大きな割合を占めています。
つまり、住居に関わる費用をおさえることで「ゆとりある生活」を実現できる可能性が上がります。

漠然と行き当たりばったりで修繕や改修工事を実施していると、同時に施工すれば効率的にできる工事や定期的にメンテナンスしていれば起こらなかった故障などで、資金や時間を無駄にしてしまう可能性が高くなってしまいます。

計画的な修繕・改修を実施して「ゆとりある生活」をめざしましょう!

ドララ

ネットの記事には、売り手に都合のいい家のメンテナンスの話が多いです。
家は私たちの生活の基本ですから、理想どおりの家のメンテナンスができることは素晴らしいことですが、理想どおりでなくても、安全に快適に暮らす方法をこの記事ではご提案いたします。

ハウスメーカーのカスタマーサービス部門で、家の修繕、改修などの相談にお答えしている私だからお伝えできる家の修繕、改修工事の本当の話をお伝えします。

家を長持ちさせる、修繕・改修工事計画をすぐに見たい方は こちら へどうぞ

この記事でわかること
  • 戸建て住宅の修繕工事(メンテナンス工事)、改修工事(リフォーム工事)の計画
  • ひと目でわかる、わかりやすい実現可能な戸建住宅の修繕・改修工事計画実例
  • いつやろうか気になっていた家のメンテナンス時期がわかって
    スッキリする

こちらの記事も参考にしてください。

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戸建住宅の工事にかかわるキーワードとしてよく耳にするのは
修繕、補修、改修、メンテナンス、リフォーム
この違いおわかりになりますか?

外壁塗装のことを外壁リフォームと言うプロの方もいらっしゃいますし、私の同僚は外壁塗装はリフォームではなく、メンテナンスだ!と言います。

住宅の工事にはいろいろな立場、役目、たくさんの人が関わるためなのか、なんだか言葉の定義があやふやなところがあります。

個人的には修繕、補修、改修、メンテナンス、リフォームに厳密な区分けがあったとして
も工事はその境にまたがる、飛び越える、両方に関わることが多いいから、この工事は
「改修工事」が正しい名称とか「メンテナンス工事」では間違っているとは、言いいきれ
ないものと解釈しています。

ここでは言葉の意味の正解を見つけるのが目的ではありませんが、説明をするうえで下記のように言葉の定義をいたします。

  • 修繕工事、補修工事=メンテナンス工事
  • 改修工事=リフォーム工事

戸建住宅を維持するに重要な工事の分類をします。

戸建住宅を長持ちさせ、快適に暮らすには大きく分けて2種類の工事があります。

  • 修繕工事(メンテナンス工事、補修工事)⇒建物を守る工事⇒長持ちさせる
  • 改修工事(リフォーム工事)⇒快適さのための工事⇒快適に暮らす


マンションに住むと毎月、修繕積立金を支払います。
「修繕積立金」の名前の通り修繕工事の費用を積立ています。

マンションは修繕積立金で共用部(外装などの外回りや廊下などの共用部分)の修繕工事(メンテナンス工事)を実施します。
修繕工事(メンテナンス工事)は、見た目、建物の機能を建設当初の水準にまで戻すことを目的とし、建物全体の劣化の改善や価値を落とさないようにします。

戸建住宅には修繕積立金はありませんが、長持ちさせるためには、マンションと同じように修繕工事(メンテナンス工事)、建物を「長持ちさせるため」の工事が重要です。

マンションの修繕積立金には専有部分(各戸の部屋内の)の設備や内装など改修のリフォーム費は含まれません。

戸建住宅もマンションの専有部分(各戸の部屋内)の工事と同じよう、快適に暮らすには設備や内装の改修工事(リフォーム工事)「快適のため」の工事が必要になります。

修繕工事(メンテナンス工事)の種類

修繕工事は住宅を長持ちさせるのに必須な工事です。
やらなくていい、じゃなくて絶対に実施してください。

戸建て住宅の基本的な修繕工事

  • 外壁工事(塗装、シーリング打ち替え、鉄部塗装など)
  • 屋根工事(塗装、葺き替え、重ね葺きなど)
  • バルコニー(ベランダ)防水工事
  • 床下予防処理(シロアリ予防処理)

建物の構造や使っている材料によって異なります

戸建住宅で快適に暮らすには快適のためのリフォーム工事も必要ですが、建物を守る修繕工事がきちんとできていなければ、快適さは成り立たないので、修繕工事は必須です。
我慢すれば、何とかなるというわけにはいきません。

戸建住宅を長持ちさせて「ゆとりある生活」をするには
修繕工事(メンテナンス工事)をすること

修繕工事(メンテナンス工事)は10年おきくらいに実施できれば、建物の不具合を気にすることなく安心して暮らすことができます。

理想は10年ごとの修繕工事(メンテナンス工事)です。


修繕工事(メンテナンス工事)を実施しないと、建物の基本的な部分を傷めるような故障が発生する確率が上がり、発生すれば、修繕工事(メンテナンス工事)よりも多額の費用が必要になり、ますます「ゆとりある生活」が遠くなってしまいます。

つる子

うちはお金持ちじゃないから、10年ごとになんてできないわ

理想ですから、現実は違っていても大丈夫な場合がほとんどです。

10年ごとの修繕工事(メンテナンス工事)はいつもきれいを保ちつつ、機能性も守るという状態です。

ドララ

理想どおりにできなくても、
15年前後をめどに修繕工事(メンテナンス工事)を実施して、「ゆとりある生活」をめざせます。

「早く修繕工事(メンテナンス工事)をしないと雨が外壁や屋根から侵入しますよ!」と言う業者さんがいますが、屋根でも外壁でも雨を防いでいるのは、私たちが普段目にしている表面の材料ではなく、その下の防水紙です。

つまり、屋根や外壁の表面の仕上げ材が多少傷んでいても、すぐに雨漏れするわけではありません。
ただ、防水紙だけで長い間、雨を防いでいると、防水紙の劣化が早まって結果、雨漏れになる可能性が高くなってしまいます。
つまり、外壁や屋根の修繕工事(メンテナンス工事)は防水紙だけに頼るのではなく、表面の仕上げ材も健全にして、表面から雨が入らないようにして、故障の可能性を下げましょうということです。

ドララ

余裕のある方は理想の10年ごとの工事がいいですが、
たくさんの戸建住宅の相談を受けて、たくさんの物件を確認した結果、15年前後をめどに修繕工事(メンテナンス工事)を実施しても大丈夫というのが事実です。

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家の基本的な部分が安全に保たれれば、雨、風しのげて、最低限、安心して暮らすことができます。
でも、現代の生活は最低限ではなく、蛇口からはお湯が出て、暑い時には冷房で、寒い時には暖房があってがあたりまえの生活です。「うちは寒くて、、、」とか「うちは不便で、、、」と言ってもむかしむかしの生活からすると快適です。

快適に暮らすための改修工事を実施しなければ、お湯も出ないし、冷房も暖房も使えなくなってしまいます。

快適に暮らすためには改修工事も必要と言うことです。

戸建住宅の改修工事(リフォーム工事)には2種類あります

  • 快適さを維持する改修工事(リフォーム工事)
  • 快適さをアップ、暮らしを楽しむ改修工事(リフォーム工事)

快適さを維持する改修工事(リフォーム工事)

戸建住宅の快適さを維持する改修工事(リフォーム工事)とは、具体的には給湯器や冷暖房、トイレ(便座)など現在の暮らしを維持するのに必要な機器などの交換です。

機器の状況や家族の人数、使用頻度により異なりますが、10年目くらいから故障などで、交換が必要になってしまうケースもありますが、15年位をめどに交換しましょう。

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快適さをアップ、暮らしを楽しむ改修工事(リフォーム工事)

お風呂やキッチン、洗面台などの交換やクロスの貼替、サッシ工事、間取りの変更、こうだったらいいな!など、新しい機能をプラスする改修工事(リフォーム工事)で、暮らしを楽しく、より快適にできると暮らしの質がアップします。

大切に使っていても、お風呂やキッチン、洗面台などは部分的な修理や交換が必要になります。
部品供給が終了して修理不可能になり、例えば、お風呂全体や洗面台交換をしなければ、水がもれて家を傷めてしまうようなケースもあります。

理想的にはお風呂やキッチン、トイレ、洗面台なども20年目が無理でも、20年を過ぎたら、交換を視野に入れて30年目くらいまでには交換する計画をたてておきたいものです。

戸建住宅を長持ちさせて快適に暮らすには

15年前後をめどに快適を維持する改修工事(リフォーム工事)をすること
25年前後をめどに快適さをアップ、生活を楽しむ改修工事(リフォーム工事)をすること

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これまで説明した内容で、戸建住宅を快適に長持ちさせるのに必要な修繕工事(メンテナンス工事)改修工事(リフォーム工事)の計画を立てみましょう。

まずは、理想の修繕、改修工事です。

60年間建物を使うとして

  • 大規模な修繕工事(メンテナンス工事)は10年に一度
  • 改修工事(リフォーム工事)は3回
  • 給湯器、冷房、トイレ(便座)は故障などの状況で10年~15年位の間隔で交換

つる子

うちでは、とてもこんなに工事するお金ないわ💦

ドララ

理想とおりにできればいいけれど、たくさんの建物を見てきた経験から、
実現できそうな計画を立ててみました。
特別な故障がなければ、これでも、大丈夫ですよ。

  • 改修工事はそれぞれ傷み具合や故障によって、工事時期を決めます。
  • 築25年~30年位には、ライフスタイルの変化などによって、大きな改修工事(リフォーム工事)の適齢時期になることがあります。お住まいになっている方の状況によって変化させてください。
  • 給湯器や冷暖房機器はそれぞれの機器の特性や使用頻度によつ耐用年数によって変化させてください。

まとめ

理想とおりにできなくても、わが家でも実施できる修繕工事(メンテナンス工事)、改修事(リフォーム工事)で、家を長持ちさせて、無駄な費用をおさえることで「ゆとりある生活」をめざしましょう!!

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