「お湯が出ない!」当たり前に出ていたお湯がでなくなると「どうしよう!」となりますよね。
この記事では、お湯が出ない原因を見つけて適切な対処方法を実施し、お湯の出る快適な日常を取り戻す方法をお伝えします。
お湯が出なくなる原因はいくつかありますが、その中で確率が高いのが、給湯器に関わる原因です。
お湯が出ない突然の不便な生活にならないために、給湯器 修理 寿命 交換時期についてもわかりやすく解説します。
お湯が出なくなった日、みぞれ混じりの寒い日で、あせっちゃいました💦
お湯が出ない!ときの対処方法から、原因として一番多い給湯器の故障の対応について解説するので、もしもの時に役立ててくださいね。
- 「お湯が出ない」時の対処方法
- 給湯器の寿命
- 給湯器の修理と交換のタイミング
- 給湯器の交換のポイント
お湯が出ない!
お湯が出ないとき、まずは原因を見つけて適切な対処方をすることが必要です。
お湯が出ない状態の確認と対処方法
下記のどれにあてはまりますか?
- 給湯器のリモコンにエラーコードは出ていないか?
- 給湯器のリモコンのスイッチははいっているか?
- お湯は出ないが、水は出るか?
- お湯が出ないの場所はどこか?キッチン、洗面、お風呂など全てか?
- ガスコンロは使えるか?
- 給湯器のリモコンにエラーコードが出ている
⇒給湯器の故障 給湯器のエラーコード確認 自分で対処できるのか、修理を依頼する必要があるかを確認します。
エラーコードは給湯器の説明書や各メーカーのホームページで確認できます。
主要メーカーのエラーコード確認
『 エラーコード 』 内のFAQ | リンナイ
故障かな?と思ったら | ノーリツ
パーパス給湯器 型式別エラー番号一覧 | パーパス
よくある質問 | パロマ
エコキュート エラーサイン一覧 | コロナ - リモコンの運転ボタンが「切」になっている可能性もあります。
設定温度が低くなっている場合もありますので確認してください。
給湯器のコンセントは抜けていないか、電気のブレーカーが落ちていないか確認してください。
ブレーカーを上げてもまたすぐ落ちてしまったりする場合は、漏電が疑われます。電力会社へ連絡してください。 - お湯も水も出ない場合
⇒水道の元栓が閉まっていたり、断水の可能性があります。⇒水道の元栓の確認
水道工事などによる断水の可能性や水道料金の滞納もなく、元栓が閉まっていないのにお湯も水も出ない場合は水道に問題があります。
水道業者に修理依頼してください。
気温が0℃以下になると配管の中の残った水が凍結することもあり、
凍結の場合は日中に気温が上がるのを待って自然に解凍させるのがベストです。
お湯は出ないが、水は出る場合
⇒給湯器の故障、給湯配管等の問題 ⇒給湯器の修理依頼 - 家中のお湯が出ない(キッチン、洗面、お風呂など)
⇒給湯器の故障、給湯配管の問題 ⇒給湯器の修理依頼
例えばキッチンだけなどの一か所だけお湯が出ない
⇒水栓の故障 ⇒水栓の修理依頼 - ガスコンロも使えない
⇒ガスの供給、安全装置の問題 ⇒ガスの安全装置確認
地震や台風、豪雨の時に安全装置が働いてガスの供給を止めることがあります。
安全装置が働いている場合は復旧ボタンを押してガスの供給を再開させます。
安全装置が働いていない場合はガスの供給をしているガス会社へ連絡をします。
お湯が出ない原因が給湯器の場合の緊急処置、修理依頼先
「お湯が出ないときの状態の確認」でお伝えしたように、お湯が出ない原因にはいくつかありますが、給湯器の故障が原因のことが多いです。
お湯が出ない!となる前に給湯器について知って、お湯が出ない不便な生活にならないように準備することをおすすめします。
給湯器が復活するかもしれない 緊急処置
「お湯が出ない」原因で一番多い給湯器の故障の時に、根本的な故障の解決にはならなくても、一時的に復旧する場合があることをご紹介します。
とりあえずの修理に来てもらえるまでの緊急処置ですから、安心せずに、修理の手配はしてくださいね。
- コンセントを抜いてしばらくしたら、また入れてみる
給湯器はガスでお湯を作りますが、給湯器を動かすのは電気です。
エアコンなどの電化製品の故障でもやるように、一度コンセントを抜いてもう一度入れると復旧することがあります。給湯器でも同じようなことがあります - 追い炊きしてみる
給湯はできないけれど、追い炊きはできる場合があります。
追い炊きをすることで、給湯が復旧することがあります。
給湯器の修理依頼先
- ガス会社
- 給湯器メーカー
- 給湯器設販売会社
給湯器の修理依頼先は上記3か所と思われるようですが、
給湯器の修理はお使いの給湯器のメーカーへ修理依頼をおすすめします
技術の向上で近年の機器はメーカーでないと修理ができないものが多くなっています。給湯器も同様で給湯器が壊れている場合、ガス会社や給湯器の販売会社ではの修理ができない可能性があります。
例えば、ガス会社に修理を依頼しても、給湯器の修理であれば、ガス会社からメーカーのメンテナンスを依頼します。
給湯器の販売業者は、技術力にバラつきがあり、修理可能かの判断ができない場合もあり、悪質な業者の場合、安易に交換を提案されることもありますので、業者選びは慎重に行う必要があります。
最近の機械はなんでも高性能になっているから、メーカーの専門のメンテナンスでないと修理できないというのは確かにそうだね。
給湯器の寿命
故障をして修理に来てもらったのに修理できません。と言われることもあります。
給湯器は何年くらい使えるのかを知って、事前に対処しておくと突然「お湯が出ない!」と言うことを避けることができる可能性が高くなります。
給湯器の寿命
給湯器の寿命は種類ごとに多少の違いがありますが、一般的に約10年とされています。
どの給湯器にも共通して言えることは、使用頻度や設置する環境が耐用年数に大きく関係しているということです。
適切なメンテナンスを行うことで、寿命を延ばすことも可能ですが、どんなに、頑張っても寿命を迎える日がやってきます。
突然お湯がでなくなって「困った」をできるだけ避けたいものです。
給湯器の寿命は約10年
10年以上使えることもよくありますが、10年を過ぎたら、今は故障していなくてもそろそろ交換時期だと思って、費用のこと、どこに依頼しようかなど事前に検討しておくと。
お湯が出ない!とあわてて業者さんに連絡して、相場より高い定価で交換してしまったという話はよく聞きます。
お湯の出ない不便さを体感しているときだから起こりやすいこと。知識や情報を持っていれば、適切な判断ができますよ。
給湯器の寿命が近づいた際のサイン
給湯器は寿命のサインを出すこともあります。
- お湯の温度が安定しない: お湯が急に冷たくなったり、逆に熱くなりすぎたりすることがあります。
- 給湯時に異音が発生する: 給湯器から通常と異なる音(ガタガタ音や異常な振動音など)がすることがあります。
- 水漏れが発生する: 給湯器本体や周辺の配管から水が漏れ出すことがあります。
- 水圧が低下する: お湯の出が悪くなり、水圧が明らかに低下することがあります。
- 給湯器が頻繁に停止する: 使用中に給湯器が頻繁に作動停止し、リセットが必要になることがあります。
- ガスや燃焼の異臭がする: ガスや燃焼による異臭が発生する場合、給湯器の内部で不具合が起きている可能性があります。
このような状況が発生したら、すぐに修理か交換を依頼してください。
給湯器の修理?交換?どっち?
給湯器が突然壊れた場合、修理をするべきか?交換するべきか?難しい判断ですよね。
寿命が近い給湯器の場合は、修理後も再度トラブルが発生する可能性が高いため、交換を検討する方が経済的な場合がありますが、部品交換や調整で修理ができることもあります。
修理を依頼する場合
複数の不具合が出ていたり、使用年数がかなり長い(例えば20年近いなど)などではなくて、使用年数が10年前後で初めての故障であれば、修理できないくて出張費は請求されてしまう場合もありますが、メーカーのメンテナンスで見てもらって、修理してもらうのもいいと思います。
給湯器が壊れると「お風呂もシャワーもキッチンもつかえない!早く直さなきゃ!!」と焦り判断力が低下します。修理の依頼先によっては強く交換をおすすめする場合もありますが、あとで落ち着いて考えたら、「ずいぶんお高い価格で交換してしまった」と言う話を何度も耳にしています。
修理費にもよりますが、初めての故障は修理できるものは、まずは一旦修理して、その後、落ち着いて交換するのが、私のおすすめです。
経済的な観点からの修理 vs. 交換
修理費用が高額になる場合や、何度も修理を繰り返す場合は、長期的なコストを考慮して交換を検討することをおすすめします。
新しい給湯器に交換することで、エネルギー効率が向上し、長期的にはコスト削減につながることもあります。
修理してなおったから、これで安心だわ!
修理でなおっても安心し過ぎないでくださいね。
使用開始から10年を過ぎた給湯器は一度修理したら、どこでいつ交換しようかなどを視野に入れ、次に壊れる前に早めに交換できるように準備して、実施するのがおすすめです。
気持ちにも時間にも余裕があると、対応もよく、お得な価格で交換してくれる業者さんを見つけることもできます。
給湯器の交換時期
- 寿命が近づいたら交換がおすすめ
給湯器の寿命と言われる10年を超えたら交換を検討するのが理想です。
古い給湯器は、故障のリスクが高く、修理費用がかさむ場合もあります。早めの交換で、トラブルを未然に防ぎましょう。 - 長期的なコストを考えた交換のタイミング
新しい給湯器への交換は、初期費用がかかりますが、長期的にはエネルギー効率の向上や修理費用の削減につながります。経済的な観点からも、寿命が近づいた給湯器の交換は賢明な選択です。
給湯器の選び方とそのポイント
新しい給湯器を選ぶ際には、家族構成やライフスタイルに適した機能を持つものを選ぶことが重要です。
- 家族構成に適した給湯能力の選び方
家族の人数や生活スタイルに応じた給湯能力を持つ給湯器を選ぶことで、快適なお湯の供給が可能になります。たとえば、大人数の家庭では、今使っている給湯器で不便だなと感じていたら、容量の大きなものに変更してください。 - フルオートタイプ vs オートタイプ
フルオートタイプの給湯器は、操作が簡単で、湯量や温度の設定が自動で行われるため、利便性が高いです。一方、オートタイプは、手動で操作が必要ですが、コストを抑えたい方には向いています。
高効率給湯器への移行とそのメリット
環境への配慮やエネルギー効率を重視する場合、高効率給湯器への移行を検討することが推奨されます。
- エコキュートなどの高効率給湯器の特徴
エコキュートは、電力を利用して効率的にお湯を供給する給湯器で、環境に優しい選択です。また、ガス給湯器よりもランニングコストが低く、長期的な節約につながります。 - エネルギー効率と環境への配慮
高効率給湯器は、エネルギー消費量を抑えることで、家庭のエネルギーコストを削減できます。また、二酸化炭素の排出量も減少するため、環境にも優しい選択です。
給湯器の交換はどこに依頼する?
給湯器の交換の依頼先は
主な依頼先
- 給湯器メーカー
- ガス会社
- 家電量販店・ホームセンター
- リフォーム業者・ハウスメーカー
- 給湯器販売会社
- インターネット通販
メリット | デメリット | こんな方におすすめ | |
給湯器メーカー | 給湯器の知識が高く安心感がある | 他のメーカーの物は設置できない | 安心を求める |
ガス会社 | ガスの知識が高く信頼感がある | 価格が高い | お金より安心感を求める人 |
家電量販店・ホームセンター | 普段から買い物で利用するので馴染みで安心に感じる | 専門性が低い、窓口も最低限の知識がない場合がある | ポイントを重視する人 |
リフォーム業者・ハウスメーカー | 普段から付き合いがあると安心感がある | 他と比較して価格が高い場合がある | 便利さと安心、業者探しなどの手間を省きたい人 |
給湯器販売会社 ガス工事、水道会社 | 給湯器交換の販売交換が専門なので、交換工事もスムーズに進むことが多く、価格も安めの会社が多い | 地域密着から、全国展開の会社まで様々、工事、価格ともに会社によってばらつきがあるので事前の確認や見極めが必要 | 業者の比較、見極めができる人 価格とサービスのバランスを確認できる人 |
インターネット通販 | 価格が安く交換できる | 作業員次第で安くてもいい工事をされる方もいるが、事前の確認がむずかしい | ある程度の知識があり、自分の責任で工事手配ができる人 |
選ぶ基準は人それぞれなので、どこがいいとは言えませんが、ガス工事は安全第一。価格が安いから悪いわけではありませんが、安心して毎日使えると思える業者さんを選ぶことをおすすめします。
まとめ
お湯がでない!となったときの対処方法、給湯器についての知っていてほしいことをお伝えしました。
できることなら、お湯が出ない!を避けたいものです。
この記事が「お湯がでない!」ときにお役にたてたら、うれしいです。
予測不能な事態の回避は難しいですが、給湯器を原因とした「お湯が出ない」状況は未然に
防ぐことが可能な場合もあります。
この記事を参考に、お湯が出る快適な毎日を送ってください。