ショールームって楽しそう！だけど、売りつけられそうで敷居が高いと思っている人もいるかもしれませんが、住宅の設備機器を展示しているショールームは販売はしていませんから、ショールームでしつこく売り込まれることはありません。
ショールームに行ってみましょう！
- 住宅設備のショールームに行きたいが、ためらっている人
- どんな準備が必要かわからない
- ショールーム見学を成功させたい人
この記事でわかること
- 住宅機器（キッチン、バスルーム、洗面台、トイレなど）のショールームってどんなところか
- ショールームに行くにはどうしたらいいか
- カタログやネットの情報ではなく、ショールームに行くことの意味
- ショールーム見学のポイント、注意点
多くのリフォームを手掛け、ショールームに多くのお客様をご案内した経験から、ショールーム見学のポイント、注意点をご紹介します。
ショールームってどんなところ？
最近のショールームは商品展示や、色、形を確認するだけではなく、暮らしそのものを提案したり、最新の機能が詳しく、わかりやすい展示がされていたり、時短や家事負担軽減の商品の展示など、商品選定だけではない楽しさにあふれています。
キッチンリフォームしたいけど、主人とも相談できていないし、強引に売りつけられそうだし、敷居が高いわ。でも、ほんとは行ってみたい！
ご主人様を誘って、ショールームに行ってイメージするのもいいですよ。
住宅設備機器のショールームは販売はしていないから、強引に売りつけられることはありませし、ただ、見て帰ってもOKです。
ショールームに行くとわかること
- 最新機器の情報収集ができる。
- パンフレットや写真だけでは分かりにくい、設備のサイズ感・色・手ざわりなど
- 路幅や収納などのサイズ感、引出しの引き心地など、
- カタログやパンフレットでは伝えられないプロの説明
- 商品を実際に触って体験することがで、自分の生活でのイメージを膨らますことができる
- 空間展示でトレンドを確認できる
【LIXIL 】 タサン志麻さんのショールーム探訪
ショールームに行ってみよう！
さあ、ショールームに行きましょう。
ショールームへ行く予定が決まっている方はショールーム見学に行く前までに準備したいポイント・注意点からご覧ください。
ショールムにはいつ行くの？
計画はまだ全く決まっていないけれど情報収集したいという方も、リフォーム予定はあるけれどリフォーム会社などへ依頼はまだの方も、リフォーム会社の人から提案されたキッチンを確認に行くなど、目的に合わせて自由にご利用いただけます。
つまり、行きたい！と思ったときに行っていいのです。
リフォームに興味があり、イメージをふくらます段階でも、具体的にリフォーム会社に提案や見積もりを出してもらってからでも、時間が取れるなら何度ショールームに行ってもいいのです。
リフォームに興味あり、リフォーム会社に相談前にショールームに行く場合
まだ、リフォームするとは決めていなかったり、興味あるけど、新しいキッチンってどうなのかな？リフォームした方がいいのかな？など、迷っているときでも行ってみるとヒントが見つかります。
計画が未定で敷居が高いと思っている方は、出かけたついでに、気軽に立ち寄って、まずはのんびり見て回るだけでも、新しい暮らしへのイメージがふくらみます。
※土日祝日の場合は混み合うので、電話などで案内や相談を希望せず、ご自身で自由に見たいことを伝えて来場可能か確認することをおすすめします。
リフォーム会社に相談後にショールームに行く
リフォーム会社さんに相談した場合は、おすすめのプランなどを作ってくれたり、会社によってはショールームの予約をしてくれて、同行してくれることが多いのです。ご自身での準備は少ないので気楽に訪問できます。
このときは、提案された商品を確認に行きます。※ショールーム見学のポイント・注意点を参考にしてくだ注意点
リフォーム会社さんから提案された以外のメーカーのショールームも見ると提案されたものとの比較ができていいですよ。
どのメーカーのショールムに行くかを決める
住宅設備機器にはいくつものメーカーショールームがあります。
全部を見るのもいいですが、体力的にも大変ですし、たくさん見ると頭も混乱します。
リフォームの計画はまだだけど、ショールームに行ってみたいと思う方はまずは1社を決めてください。
リフォーム業者さんに相談して、提案があったらそのメーカーのショールームともう１社を見に行きましょう！
選び方はホームページで商品を確認して、気になるショールームを決めます。
迷ってしまう場合でも、まずは一日２か所、午前中に１か所、午後に１か所くらいに時間に余裕のある計画でお出かけてください。他にも行きたいショールームがあれば、別の日に予定しましょう。
おもなショールームをご紹介
ショールームは予約が必要か？
ほとんどのショールームは予約なしでも大丈夫。
都市部にあることが多いので、出かけたついでに、まずは気楽に予約なしで訪れるのもいいかもしれまん。
これから、計画を検討したり、リフォームのイメージをつかむなどでご自分だけで見学される方は予約なしでもいいかもしれません。
ただし、予約なしでも見学は可能ですが、効率的に見たい方は予約することをおすすめします。
予約なしで見学
ショールームの営業時間内に受付の人に見学を申し入れれば、ほとんどのショールームで自由に見学可能ですが、予約をしていないと、アドバイザーに案内をしてもらえない場合が多いです。
予約なし見学がおすすめな人
- 自分のペースで商品を見たい方（説明やアドバイスなどは不要な方）
- ある程度は見たことがあり 最終的な確認に来たなど
予約して見学
予約をして、ショールームのアドバイザーの案内をお願いすると商品についての詳しい説明、レイアウトやデザイン、設備についてさまざまな相談ができます。無料のお見積（ご提案書）も作成してもらえます。
具体的にリフォーム箇所が決まっている場合は予約して、アドバイザーに案内してもらうことをおすすめします。
予約して見学がおすすめな人
- プロと相談しながら仕様を決めたい方
- 時間のない人、時間を効率的に使いたい人
- 工事を依頼する会社が決まっていて、お見積（ご提案書）が必要な方
- お見積（ご提案書）の内容を変更したい方
ショールームに行く方法（流れ）
予約をする
見学するショールームが決まったら、具体的な計画がある場合やしっかり説明を受けたい場合は、事前に予約しておきましょう。
特に土日や祝日はかなり混み合いますので、希望時間がある場合などはかなり早め（一か月くらい前など）に予約をしないと希望の時間が取れないことがあります。
案内や相談を希望しない場合でも予約がおすすめ
案内や相談を希望しない場合（ご自身で自由に見る場合）予約なしで見学ができるショールームがほとんどですが、土日などの混み合う日は事前に案内不要で予約をした方が待ち時間などが短くスムーズに見学できることが多いようです。
ショールーム見学に行く前までに準備したいポイント・注意点
ショールームを見て回るのは楽しいです。あれこれ眺めているうちにあっという間に時間は過ぎてしまいます。
※これから計画するために、イメージをふくらませるためなどで、具体的に見たいもの、聞きたいことが決まっていない方はショールーム見学のポイントからでもＯＫです。
詳しく効率的に見学したい、具体的に計画がある場合は行く前に準備して、欲しい情報をしっかりとキャッチしましょう。
図面を持参する
自宅の図面（平面図、展開図など）を持参すると、図面から設置可能なサイズやアドバイスがもらえます。図面がない場合は今のキッチの寸法を採寸してサイズを測ってメモして持っていくと役立ちます。
自宅のキッチンの写真を持参
キッチン空間の全体写真、全体写真のほかに床や壁新しいキッチンになっても使いたい設備など、何種類か撮影して持参する。
写真からキッチン周りのことがわかると、例えば、床の色に合うキッチンの色や、天井に梁があるかなどで設置できる吊戸棚とかなどのアドバイスがもらえます。
要望をまとめておく
ショールームに行くとすべてがステキに見えてしまいますから、事前に落ち着いて、自分たちの要望をまとめておくこと。
例えば、食洗器は絶対必要とか、お掃除が簡単なものがいいとか。
図面がなくて自分で採寸の場合このシートがあると便利です LIXIL キッチン採寸シート
ショールーム見学のポイント・注意点
ショールームに行くのは楽しいので、うっかり確認し忘れてしまうこともあります。商品選びは、リフォーム成功への重要ポイントです。
浮きたつ気持ちを抑えて、冷静に見学しましょう。ポイント（注意点）を上げますので参考にしてください。
ポイント１ 時間の確保
キッチン１時間、お風呂1時間のように十分な時間を確保してください。
時間に余裕がなくあわててみたのでは、何を見たのか混乱する場合もあります。
ポイント２ 動きやすい服装で行く、見学中の小さなバックも用意
立っている時間や歩き回る時間が意外に長いです。靴を脱いでキッチンの高さを確認したり、浴槽に実際に座ってみたり使用感を体験する場合もありますから、脱ぎやすく疲れずらい靴、動きやすい服装がおすすめです。
身軽になるために、荷物はロッカーに入れて見学するので、貴重品やスマホ、筆記用具を入れることができる小さなバック（袋）も用意すること。
ポイント３ 写真やメモをとる （スマホ（カメラ）、筆記用具、メジャー持参）
人の記憶は間違いないと思っても、思い込みと実際が違っていることはよくあることです。記憶に頼らず、実物の写真を撮っておくこと、メモが必要な事柄を控えておく、寸法が必要なところは測って記録する。
具体的な計画はこれからで、とりあえず見に来た人は気になった点だけメモでもいいです。
ポイント４ 体験、質問は遠慮しない
実物が目の前にあるから触れたり、操作したり、体感することが大切です。気がついたこと、疑問に思ったことはこの機会にしっかり聞いておきましょう。
例えばキッチンの高さ。身長によって使いやすい高さが違います。ショールームによっては、靴をスリッパに履き替えて体験できるところもあります。
引き出しの開き具合など体験してみてわかること、カタログで見て想像していたのと実物のイメージが違ったものなど、ショールームを訪れたからわかることがたくさんあります。
ポイント５ デメリットも聞いてみる
その商品のメリットばかりでなく、デメリットも聞いてみる。デメリットは聞かなければ話してくれない場合もあります。デメリットが気にならなければ、その商品がいいとも言えます。例 すごい機能だけれど、値段が高い。など
ポイント６ マイバックなどのカタログ、パンフレットを持ち帰る袋
ショールームでは、パンフレットやカタログをもらうことができます。メーカーの袋もありますが、パンフレットは意外に重いので、持ち歩きしやすいマイバックも用意しましょう。
ポイント７ 要望をまとめたリスト（メモ）
「どんなキッチンにしたいか」「どんな悩みを解決したいか」「予算はどのくらいか」など、ショールームアドバイザーに要望をしっかり伝えられるように、事前にまとめておくと、伝え漏れなどが発生しにくくなります。
自分の要望が思いつかない・うまく言葉にできないときには、今、抱えている不満を洗い出し、理想をふくらませる方法もあります。
ポイント８ お持ちの家電製品の寸法やコンセントの位置
使い勝手のよい配置を検討しやすくするために、いま使っている家電のおおまかなサイズや、コンセントの位置・数を把握しておくと便利です。
具体的な計画がこれからの人は次回でもいいです。
忙しくて、遠くて、ショールームに行けないとき
コロナ禍はデメリットばかりでなく、新しい、いいことが広がりました。
ショールームには行ってみたいけど、遠かったり、忙しかったりといった理由で、なかなかショールームに行けない方にとっても、自宅にいながら動画で商品をチェックし、コーディネーターに相談できるオンラインのバーチャルショールムを用意しているメーカーもあります。
時間的・距離的な問題をクリアにする以外にも、手軽に利用できる点で利用される方が増えています。
LIXIL 120秒でわかるオンラインショールーム ～いつでもつながる篇～
LIXIL オンラインショールーム
TOTO おうちdeショールーム（ザ・クラッソ篇）2024年度版
ショールーム見学を気軽にする方法
ショールームに行くといいのはわかったけれど、それでもまだ、行動できない人やもっと気軽にと思っている方はショールームで開催される体験型イベントやキャンペーンを活用するしたり、リクシルでは予約不要の体験型施設「LIXILスタジオ港北」を利用されてみてはいかがでしょうか？
LIXIL リクシル ショールムへ行ってみた
では、実際にショールームに行ってきましたのでご案内いたします。
①受付で見学を申し込む。
予約をした場合は予約したことを伝える。
②受付をすませたら、ロッカーへ直行。
見学は立っていたり、歩く時間が長いので、荷物やコートなどをロッカーに入れる。
貴重品、スマホ、筆記用具は小さなバック（袋、マイバックなどでもOK）に入れて持ち歩くこと。
どうでもよさそうだけれどポイントです。
見学に集中できるように身軽になることです。
さあ、あとはそれぞれの見たいところへどうぞ。
ショールームの案内を予約している方は案内してもらいましょう。
あこがれるキッチンが見つかったら、実際に目にして触ってみることが重要です。
スリッパに履き替えて、実際に浴室に入って確認します。実際の入浴の時のようにバスタブに入って、お好みのバスタブを選びます。
実際の洗面室のように並べられたシックでモダンな洗面台。あこがれます。
梁が出ている部屋の場合、その高さで収まるように設置した例
玄関ドアの展示もありました。
見た目だけでなく、最新機能のご紹介です。
リモコンのキーと思ったら、スマホアプリをキーにできたり、自動ロックなどもの機能もついている最新機種です。
リモコンやスマホを持っていれば、扉のボタンを押すだけで開錠できて便利です。
近年人気のインナーサッシ
評判は聞いていても、実際どんなものなのか見られるとイメージがつかめます。
実際の生活をイメージさせてくれる展示もあります。
誰かの家の洗面室をのぞいたような展示でもあります。
引き出しを開けたら食器が入っていました。
引き出しだと食器の出し入れがしやすくて便利です。
人気のバスルームのマグネットアイテムの展示もあります。
ショールームに行く前の不安を解消！ よくある疑問と答え
記事の中ですでに紹介したことですが、よく聞かれる質問なので、再度ご紹介します。
「予約は必要？」
ショールームによりますが、基本的には予約なしでも見学可能なところが多いです。ただし、専門スタッフの説明を受けたい場合は事前予約がオススメです。
土日祝日は混み合うので、説明が不要でも予約をした方がスムーズです。
「しつこく営業されるのでは？」
ショールームは「見学だけでもOK」なところがほとんど。販売をしていないところがほとんどですから、スタッフも無理な営業をしないので、安心して訪問できます。
「どんな服装で行けばいい？」
普段着で問題ありません。立っていたり、歩き回ったりの時間が長いので、動きやすい靴、服装がオススメです。スタッフに写真撮影の可否も事前に確認して気になるところは撮影しましょう。
ショールーム見学後にすべきこと
計画前や計画中などの状況により異なりますが、ショールームでもらった資料や撮影した写真を見返して、簡単なメモでいいので、気が付いたことなどを記録しておくこと。
家族との相談や業者さんとの打ち合わせの時に役立ちます。
まとめ
住宅設備のショールムに行ってみたいけれど、敷居が高いと思っていらっしゃる方は、まずは気軽に考えてショールーム見学のポイント（注意点）を参考にして行動してみてください。
明日の暮らしのヒントが見つかります。
