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洗面台寿命 修理 交換 注意点をプロが解説

一日の始まりに顔を洗って、外出から帰ったら手を洗って、お風呂から出たらドライヤーをかけて、洗面台は毎日何度もお世話になる場所。だから、気持ちよく、快適な場所にしたいものです。

コロナの時からお客様にも洗面室を使っていただく機会が増えて、バックヤードだった洗面室も家族以外の人の目につくものになりました。

洗面台に壊れている箇所があったら、放置せずに修理をする、寿命と思ったら、交換も考えてみましょう。

使い勝手の良さ、見た目の美しさは生活の満足度をアップさせてくれます。

この記事を読むとわかること
  • 洗面台修理の適切な依頼先
  • 洗面化粧台の交換の時期
  • 洗面台交換を成功させる方法

急いで洗面化粧台の修理先を知りたい方は こちら から

まずは、わが家の洗面台を確認しましょう!

洗面台は大きく分けて、3種になります。

  • ユニット化粧台 (既製品) 
  • システム化粧台 (セミオーダー)
  • 造作洗面台 (フルオーダー)

既製品だからよくないとか、フルオーダーだからいいということではなくて、
それぞれにメリット、デメリットがあります。

ユニット洗面台

洗面ボウル、水栓金具、洗面ミラー、収納ユニットなどが一体になったタイプの洗面台です。

間口サイズが60・75・90cmなどと用意されており、自宅の洗面所スペースに合わせたものを選んで設置します。

メリット

  • 一定規格で量産されているため、設置費用がリーズナブル
  • 洗面ボウルとカウンターが一体型になっている商品は掃除やお手入れが楽                  
  • 商品によっては、扉の面材や水栓を規定の商品の中から選ぶことができる

デメリット

  • 自分好みに機能を拡張したり、デザインを変更することができない
  • 規格品の為、オリジナル性を追求する人には向かない

システム洗面台

 洗面ボウル、収納ユニット、ミラーやカウンターの種類、水栓を規定のパーツの中から自由に選んで組み立てる洗面台。

メリット

  • ユニット洗面台は間口サイズが事前に決められていましたが、商品によっては1mm単位などで細かくサイズを決められるものもあるので、間取りに合わせて設置できる商品もある
  • 規定のパーツ内ではありますが、自由度があるので、自分に合った形や機能を選択することができる   
  • メーカーの選定した規定のパーツなので、どれを選んでも平均点の取れる機能性や耐久性、アフターメンテナンスが充実しているメーカーが多いので、安心して使用できる

デメリット

  • 本体価格や設置費用が高い
  • メーカーによっては、あまり自由度が高くない場合もある

造作洗面台


 工務店さんやハウスメーカーなどに依頼し、完全オリジナルで作ってもらう洗面台。

メリット

  • 洗面ボウル、鏡、カウンター、収納引き出しの個数、デザインに至るまで、自分の好みにあったもの、デザイン性の高いものなど世界に1つだけの洗面台を製作できる

デメリット

  • ゼロの状態からパーツなどを選択してプランニングするので、手間と時間がかかり、費用は他の化粧台より高くなる。
  • 納品されるまでに時間がかかる
  • 輸入品の部材は故障した場合に修理を依頼することができない場合もある
  • 使用感などが計画の通りでない場合もある

洗面台の修理は故障個所や洗面台の種類によって依頼先が違います。
ただし、修理を依頼する前に、使用説明書やお手入れの説明書などがある場合は一度目をとおしてみてください。自分でも対応できるトラブルの場合もあります。

ユニット洗面台・システム洗面台の修理依頼

ユニット洗面台、システム洗面台は一つのメーカーでセットされた商品になるので、洗面台の修理はメーカーのメンテナンスへ依頼します。
ただし、配管に係ることは水道設備業者になります。
どちらに頼んだらいいかわからないときはメーカーのメンテナンスへ連絡して、状況を伝えて相談しみてください。

主なメーカー修理依頼連絡先

TOTO

LIXIL

Panasonic

タカラスタンダード

クリナップ

トクラス

造作洗面台の修理依頼

造作洗面台の修理はいろいろなメーカーの商品をオリジナルで組み合わせているので、
総合的なメンテナンスの受付はないので、作った工務店やハウスメーカーなどに連絡して相談してください。
水栓(蛇口)の修理は直接メーカーでも対応ができます。
洗面ボール、収納、照明、コンセントなドの修理は作った工務店、ハウスメーカーになります。

洗面台の修理費用

故障の状況や依頼先によって金額が違ってきますが、
出張費+技術量+部材で1万円~5万円位
何度もいろいろな個所で修理が発生するようでしたら、交換を検討されるのをおすすめします。

洗面台の寿命は約10年~20年と言われています。
家族の人数、使用頻度、掃除・メンテナンスで寿命はかわります。

家族の人数が多い場合、使用頻度が高い場合は早く寿命を迎える場合が多くなります。


水栓金具の故障はメーカーのメンテナンスであれば、部品の供給があるうちは修理が可能な場合もありますが、洗面ボールの破損やミラーキャビネット、収納部分は修理不可能なことが多いですが、修理希望の場合はメーカーのメンテナンスや作った工務店、ハウスメーカーに相談してみてください。

ドララ

以前、TOTOさんのシステム洗面台の洗面ボールに化粧品のビンを落としてヒビをいれてしまったお客様が、洗面ボールだけの交換を希望され、メーカーのメンテナンスで交換できたことがありました。
修理不可な場合も多いですが、一度はメーカーのメンテナンスに相談してみるのがいいです。

洗面台はこまめなお手入れをして、大切に使って20年以上もいい状態で、使用できる場合もありますが、洗面台は水を使うので、汚れやすく、どことなく、古びている感じになっている場合もあります。

多少くたびれていても、家族で使うだけだからと思っていた洗面台も、コロナの時代を経験し、来客の方にも使っていただく機会が今後ますます増える傾向にあります。
洗面室はもうバックヤードとは言えなくなってきています。

ドララ

実際には20年以上洗面台を使っている方けっこういらっしゃいます。
洗面台は1日位あれば交換できますよ。
壁や天井のクロスの貼り替えも一緒に実施すると工事期間はプラス2日位はかかりますが、洗面室がピカピカになる人を迎えるのも楽しくなります。

さあ、洗面台の交換をしよう!と決めたら、「交換してよかった!」を目指しましょう。
そのために知っておいてほしいこと、何からはじめるのかをお伝えいたします。

業者さんにすすめられたからではなく、わが家にとってのベストを知って、納得のリフォームが「やってよかった!」につながります。

洗面台交換3つのパターン

洗面台を交換には3つのパターンがあります。

  • 洗面台のみを交換
  • 洗面台+壁・天井クロス貼替(洗面所リフォーム)
  • 洗面台+壁・天井クロス貼替(洗面所いフォーム)+お風呂の交換

わが家は3つのパターンのどれにするかを決めます。

それぞれに、メリット、デメリット、費用や工期の違い、なぜ、洗面台と一緒に工事をすることがあるのかを知ったうえで決めてください。

洗面台のみ交換

既存の洗面台をはずして、新しい洗面台を取り付ける

メリット

  • 一日以内に工事完了(簡単!気楽!)
  • 費用が抑えられる

デメリット

  • 洗面台は新しくなるが、洗面室自体に変化がないので、変化に乏しい

費用:洗面台代+取付施工費 10万円位~  洗面台代や施工会社(工事費)による
工事期間:1日位から2日位

洗面台+壁・天井クロス貼替(洗面所リフォーム)

 洗面台の交換と壁や天井、床など洗面室全体のリニューアル

メリット

  • 洗面室全体が新しく生まれ変わる
  • コンセントの数を増やすなど、今までの不満を解消する工事をすることも

デメリット

  • 洗面台交換だけより、費用、工事日数などが増える

費用:洗面台代+取付施工費+クロスなどの貼替費 15万円位~ 洗面台代や施工会社(工事費)による
工事期間:2日位~4日位
  

洗面台+壁・天井クロス貼替(洗面所いフォーム)+お風呂の交換

洗面台の交換と壁や天井、床など洗面室全体のリニューアルとお風呂のリフォーム

メリット

  • 洗面室、お風呂の全体が新しく生まれ変わる まとめてやることで別々に工事をするよりトータルのコストをおさえられる
  • 洗面室、お風呂の不満をいっぺんに解消できる

デメリット

  • 費用、工事日数などが増える

費用:洗面台代+取付施工費+クロスなどの貼替+浴室代+浴室工事費 120万円位~
   洗面台、お風呂代の価格、施工会社(工事費)による
工事期間:5日位~

洗面台の交換とお風呂のリフォームを同時にするといい理由

お風呂の交換もすると大きな費用が必要になるのですが、できれば、お風呂の交換と同時に洗面台も交換するのが、おすすめです。その理由をお伝えします。
理由を知ったうえで、どこまでの工事をするかを判断してください。

お風呂のリフォーム工事をするには下記の赤い部分の壁を壊す必要があります。壁を壊すと壁のクロスの貼替絵も必要になります。
また、洗面台が赤の部分の壁の横にある場合は洗面台もはずさないと工事ができきません。

もし、洗面台の交換と壁のクロスの貼り替えをした後に、お風呂の工事をするとせっかく、きれいになった壁のクロスの一面をはがすということになって、無駄な費用が発生することになります。

新しい洗面台の魅力を100%発揮させるために検討したいこと

壁や天井のクロスはきれいだから、お気に入りの洗面台に交換してみたけれど、
なんだか、すっきりきれいになった感じがしない。
これは、普段は気がつかなくても全体的にクロスが汚れているから。
リフォームでは、ある部分が新しくなったことで、新しくならなかった部分の汚れが際立つことがあります。

つる子

予算もあるから、悩むところだけれど、せっかく、お金をかけて洗面台を取り替えるなら、新しくなった!きれいになった!って気分が上がるようにしたいわね。

洗面台交換、洗面室のリフォーム業者を呼ぶ前にやっておきたいこと

大まかなリフォーム内容を決める

亀太

うちの奥さんは業者さんのいうこと、素直に聞いちゃう人だから、ちょっと心配なんだよね。


業者に声をかける前に、まずは、自分や家族の考えや希望をまとめる


例えば、

  • 今は予算がないから、最小限にしよう 
  • 今回のリフォームはいくらまでにするか
  • 数年後にお風呂の交換したいから、今回は洗面台だけ交換しよう
  • 洗面室のクロスも部分的にはがれてきたからきれいにしたい
  • 洗面室のコンセントの数が足りない
  • 収納が足りないのでふやしたい
  • お客様が多いから自慢できる、家全体のデザインに合わせた洗面室にしいたい
  • お風呂もくたびれてきたらか、この際思い切ってきれいにしたい
  • 大きなリフォームは経験したことがないから、まずはお風呂、洗面室からはじめてみたい

厄介なようですが、ご自身や家族の意見や想いをまとめて洗面台交換3つのパターンのどれになるか決めてください。
要望を事前に決めておけば、「業者さんにうまいことすすめられちゃって、、、」なんてことがなくてすみます。また、要望には優先順位をつけましょう。

決めた要望は優先順位をつけてリストにして、書き出しておくこと。
これを業者さんに伝えて打合せをして見積を出してもらいます。

リフォーム業者を見つけよう

信頼できるいつもお願いする業者さんが決まっている場合は1社だけでもかまいませんが、
業者さんが決まっていない方は2~3社に声をかけてみましょう。

ドララ

あまり多くの会社に声をかけると、どの業者と話したことなのかわからなくなったり、対応だけでも負担になりますから2~3社がいいですよ。

依頼先の探し方がわからない方はこちら↓の記事も参考にしてください。

【徹底解説】信頼できるリフォーム業者とは?探し方・選び方信頼できるリフォーム会社はどこだろう?どうやって探すの?どうやって選ぶの?わからないことだらけにお答えいたします。...

業者の訪問・現地調査とお打ち合わせ


連絡を取った業者さんに自宅を訪問してもらって、洗面室の調査や採寸、リストアップした望などを詳しく伝えます。

訪問してもらったら、こちらも、業者さんの様子を観察してみましょう。信頼できそうか、
こちらからの要望を理解して、こちらでは思いつかなかったプロならではの提案をしてくれるかなど、

見積もり検討と業者の決定 

業者さんからのお見積りが届いたら、内容、金額を確認します。
わからないこと、疑問なことは質問して、説明を求めます。その時の対応もチェックポイントです。
金額も大切ですが、それ以上に対応の良さや信頼感も重要です。

契約

難しい書類は苦手と思っても、後々トラブルになったときに重要な役割をはたしますから、契約前に契約内容をよく確認して、契約すること。その作業を怠る業者さんはあやしいと思ってください。

工事準備

工事の周辺の荷物を片付けること。
例えば、洗面台の交換のみの工事であっても、洗面台の周りもできる限り片づけること。めんどうと思うかもしれませんが、余計な荷物がなければ職人さんも仕事がしやすくなるから、いい工事ができますし、置いてあったもを破損してしまったなどを免れます。
工事の成功は業者さんだけの力ではありません。依頼する側の協力が欠かせません。

工事

洗面台の交換であれば1日位で終わりますから大きな支障はありませんが、お風呂の交換もある場合はその期間お風呂が使えません。
工事中は複数の人が出入りしたり、工事の音、ほこりがたったりで落ち着かず、ストレスを感じる人もいらっしゃいます。
慣れないことで気になることも多いのですが、神経質になりすぎないよう、この期間は家事をストレス解消法を事前に考えておいてください。

お引渡し

作業が終わっても工事の完了はまだこれからです。

仕上がった洗面台やお風呂の状況を業者さんと一緒に確認します。納得いかない点があった場合は我慢せず伝えて、改善や説明をうけること。先延ばしにすると、あとで後悔します。

よく聞く洗面台、洗面室の不満をご紹介します。
せっかく新しくする洗面台、洗面室、快適なものにするために、わが家はどうか、考えてみてください。

  • 収納が足りない、収納が使いづらい
  • 洗面台のカウンターの長さが短くて使いづらい
  • コンセントの数が足りない
  • 洗面ボールの深さが浅い、小さい
  • 照明が気に入らない
  • カウンターの高さが低い(高い)
  • 洗面室が寒い
  • 掃除がしずらい
  • 洗面所がダサい

最近の新築住宅では、洗面室ではなく、玄関の近くの廊下などに洗面台を設置する家が増えてきました。バックヤードから人の目につく場所への変化です。

洗面台の交換や洗面室のリフォームでは、他の場所に洗面台を移設するのは給水、給湯、排水のことで、むずかしい場合もあります。

設置場所は変えなくても、おしゃれにスッキリ快適な洗面室に変化すれば、生活の満足度が上がり、来客の時にも使ってほしい、見てほしい場所へと変化します。

修理できるものは修理しますが、今の洗面室に不満があったら、来客に使ってほしい!見てほしい!洗面室を目指していみてはいかがでしょうか?

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ドララ
ネットを見ても、売り手の都合のいい話ばかりに嫌気がさしませんか? 大手ハウスメーカーのカスタマーサービス部に勤務する私だから知ってる 戸建て住宅を長持ちさせるための本当の話やわが家が素敵に快適になる情報をお伝えいたします。